
富山県側は長期的に見ると雪土の堆積作用によりなだらかな斜面が形成されやすい傾向にあり、一方で長野県側は日本海側からの風雪による削り・崩落が強く働き、急峻で切り落としたような地形が発達する。
白馬岳山頂から南方に目を向けると、手前に杓子岳、その奥に白馬鑓ヶ岳が連なる。山頂から15分ほど下った場所には、明治期創建の白馬山荘があり、およそ120年にわたりこの景観を見守り続けてきた。夜明け、日の出と共に雲海を貫いて立ち上がる山容は、圧倒的な質量感をもって視界を支配し、息をのむ眼福の時を過ごすことができる。